屋久島調査:その1(概要)

7月に行きたいということで屋久島に関して調査したみた。 今回は屋久島の概要をまとめる。

基本情報

鹿児島県本土から南へ約65kmの場所にある島。

全面積の9割が山岳地帯で1900m 級の山々が連なるため、「洋上のアルプス」と称されることもある。

年間を通して雨が多い気候で「一ヶ月に35日雨が降る」ともいわれる。

日本における杉の自然分布の南限であり、一般的な杉の樹齢の300年を超える樹齢1000年以上の屋久杉が自生する。

1993年にユネスコ世界遺産に指定される。 (日本初の世界遺産一つ:他は白神山地、姫路城、法隆寺

地理

ほぼ全域が山岳地帯で、九州地方最高峰の宮之浦岳を有する。 中央部の高峰は、永田岳を除き海岸部の人里から望むことはできず奥岳と呼ばれる。 この山々により、冬には降雪もあり、日本の積雪記録の最南端となっている。

河川は140もあり、急峻な山々と日本一を誇る雨量のため渓谷が刻まれ、滝が発達している。

植生は亜熱帯に属しながら、2000m近い山々があるため亜熱帯から亜寒帯に及んでいる。 特に標高600m以上には、屋久杉が自生する。 屋久杉は屋久島で産し樹齢1000年以上の杉のことである。 (樹齢1000年に満たないものを小杉という)

歴史

高度経済成長期までは林業が主な産業で森林伐採が大規模に行われた。

1966年縄文杉の発見などにより環境保護運動が高まり、 国産木材の需要低下も相まって1984年に伐採が禁止となる。

1993年に日本初の世界遺産となる。 現状、観光客が増加し環境悪化が問題となる。