屋久島調査:その4(屋久杉:後編)

今回は、縄文杉ルートと白谷雲水峡ルート以外にある屋久杉に関してまとめる。

紀元杉

安房林道沿いにあり、登山をせずに車窓からも見ることができる樹齢 3000 年といわれる杉。

大和杉

ヤクスギランドの 150 分コースにある杉。 瘤や皺の無いスッキリした屋久杉である。 昭和以前には道がなかったため地にあるため伐採されずに生き残れたそう。

万代杉

モッチョム岳へと続く登山道にある杉。 屋久杉の巨木が生き残る場所としては珍しい明るく開けたその場所に生えている。

三神杉

かつては宮之浦岳参りの道であり 2007 年に登山可能になった益救参道にある杉。 益救参道は、渡渉箇所が2か所あり標高差も 1100 m にあるためハードな道のりにある。

三神杉とは以下3つの杉の総称である。

  • 龍神
    益救参道で最も樹高が高く、周りにには細くまっすぐ伸びる木しかないので、かなり目立つ杉。 昭和50年頃にはすでに龍神杉と呼ばれていた
  • 雷神杉
    この森の主・龍神杉の名にちなみ、雷神の名が付けられた杉。 幹に皺が深く刻まれ、にらみつけるような表情をしているようにも見えることから、雷神の名が付けられたとも言われている。
  • 風神杉 この森の主・龍神杉の名にちなみ、風神の名が付けられた杉。 樹幹を失い、表皮だけが残っているので、横から見るととても薄く平たくなっている杉。